わたくし、連休をとると必ず昼夜が逆転します。
休みであることが嬉しくて嬉しくて震えているうちに、やたらとテンションが上がってしまい、パンツ一丁でヒャッホウと踊り続けていると朝日が昇ります。
朝になるとさすがにヒットポイントも減ってきます。
その隙を、睡魔に襲われます。
睡魔との一騎打ちに、わたくしは潔く敗れます。
それはもう、美しく敗れます。
何事も退き際が肝心、そして、そのまま夕方までスヤスヤ眠ってしまうのです。
――夕方、ヌルリと起床。
ぐっすり寝たので、もちろん夜は眠れません。
冴えきった頭で読書をしたり、妄想をしたりゲームをしたりと有意義に過ごしていると朝日が昇ります。
朝になるとさすがにヒットポイントも減ってきて睡魔に……
(以下、ループ)
連休であれば、いかなるときでも必ず、昼夜逆転します。
逆転王です。
ヒーローインタビューでお立ち台にのぼれるくらい、昼夜の逆転劇に関しては自信があります。
この、負のルーティンから脱出するには、どうしたらよいのでしょうか?
バームクーヘンを食べながら、必死に考えました。
仕事を辞めるか、人間らしい生活を諦める以外の選択肢で最も有力な解決策は、
「理性で生活をコントロールする」ことでした。
夜は寝る。
朝は起きる。
この、当たり前のようでなかなか出来ないことが達成できるようになったら、わたくしももう少しはマトモな人間になれるような気がするのです。
しかし、理性で己を律するのは、並大抵のことじゃありません。
滝に打たれたり、トンカチで打たれたり、イチローに打たれたりして修行しなくては、我が身にくすぶる暗黒の化身、「理性という暴れ馬」はコントロールできないのではないでしょうか。
滝に打たれるのは寒そうでイヤなので、とりあえず、イチローに打たれるのが一番てっとり早いかな、と思います。
ということで、今日はアメリカ方面に頭を向けて寝ようかと思います。
ではイチロー様、あとは宜しくお願い致します。