一般的に「涙はしょっぱいもの」という認識があります。
これは、涙の成分にナトリウムが含まれている為です。
しかし、この涙にも薄い味(味!?)と濃い味があるのをご存知でしょうか!?
実は、涙は「そのときの感情によって、ナトリウム濃度が変わる」んです。
人間の神経には、交感神経と副交感神経があります。
平常時や怒り時には交換神経が、
嬉しいときやリラックスしているときは副交感神経が働いています。
そして、交感神経が優位のときの涙――くやし涙は、
緊張により血管が収縮されている為、水分が少なくなります。
水分でナトリウムが薄まらない分、濃い味になります。
反対に、副交感神経が働いたときの涙――うれし涙は、水分量も多くなり、薄味になります。
まとめると……
くやし涙は、濃い味
うれし涙は、薄味
いつも同じしょっぱさだと思っていた涙ですが、
時と場合によって塩分濃度が薄まったり濃くなったりするのです。
おもしろいですね^^