「うわっ、隠館さん、ワトソン役からもリストラされたw」
……というのが、3行目まで読んだ最初の感想でした。
いやはや、のっけからド肝を抜かれました。
前作で、今日子さんとあんなにイイ感じの雰囲気を作っていた隠館さんですが、
今作では、隠館の「か」の字も出てきません。
彼は、今日子さんの記憶からも勿論、きれいサッパリ消えてしまっているのでしょう……。
憐れ、隠館氏。
君のことは忘れない……。
と、そんなこんなで「掟上今日子の推薦文」完読させていただきました!
前作はうっかり寝る前に読んでしまい、続きが気になって寝るになられず、
翌日に寝不足でヨロヨロしながら会社に行ったという思い出があったので……
今回はおなじ轍は踏むまいと、時間にゆとりがあるときを選んで読書スタート!
→感想
うんうん、面白かった^^
今日子さん、すっかり守銭奴キャラになってましたね 笑
綺麗なばかりの主人公じゃ面白くないので、今日子さんの好感度アップです↑↑
あの、毎度コロコロ変わる洋服を購入するだけでも、すごいお金がかかりそうですもんね。
ストーリーの「謎解き部分」ですが、犯人や動機など、読みつつ予想はしていくものの、
何ひとつ当たりませんでした。アハハ……。
ネタバレはしたくないのであまり詳細は書けないですが「そうきたか!」と。
一周回って、ナナメ後ろから真相で殴られたような気分でした。
しかし、いいですね、こういう「いい意味でサラリとしているミステリー小説」
登場人物の数が極端に少ないのに、面白く成り立っている謎解き小説は、ほんと読みやすくて好きです。
わたくし、基本的に阿呆ですので、登場人物が増えてくると、誰が誰だか分からなくなってくるんですよね……。
人物多目の推理量説にありがちなのが、読書中に何度もページを戻って、
「あれ、この人だれだったっけ? あれ? あれ?」
とかやってるうちに、読む気がなくなるという^^;
登場人物を大勢出して、犯人候補の分母を増やしてしまえば謎解きの難易度も上がるのでしょうが、
それをあえてせずに、少ないキャラ数でここまでのお話が書けるのが凄いなぁ~と思います。
(凄いなぁ~、とか、なんという阿呆っぽい感想……orz)
忘却探偵シリーズは、ドラマ化してもおかしくないようなサラッと感も魅力ですね!
3作目「掟上今日子の挑戦状」では、どんなワトソン役の方が登場するのかしら。
併せて楽しみです!
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掟上今日子の推薦文&人類最強の初恋
二冊同時GETしていたので、人類最強の初恋も正座して正装して、ゆっくり読みたいと思います。お盆とお正月が一緒にきたような気分です。と思います。たのしみ! たのしみ!