寒い冬を越すために、冬眠する動物はたくさんいます。
カエル、ヘビなどの両生類をはじめ、哺乳類ではクマやネズミ、モグラなどなど……。
しかし、動物園にいるクマは冬でも本格的な冬眠を行いません。
動物園に遊びにいくと、クマなどはグッタリした様子だったり、眠っていることはありますが、起きて活動する姿を見ることもできます。
ではなぜ、本来なら冬眠するはずの動物が、動物園内では冬眠しないのでしょうか?
動物園の動物(クマ)は、皮下脂肪が少ないため、冬眠をしない!
自然界の動物は、越冬に備えて、秋になるとたくさん食べ物をたべます。
冬眠中に消費するエネルギーを蓄えるため、からだに皮下脂肪をつけるためです。
動物は本能的に、皮下脂肪が厚くなると冬眠中枢が刺激を受けて冬眠命令がからだに伝わり、冬眠に入ります。
しかし、動物園で飼われているクマなどは、動物園の係員のかたから定期的にエサを貰うことができます。
栄養値も量もコントロールされたエサにより、皮下脂肪が増えないので、からだも冬眠用に切り替わりません。
よって、動物園のクマなどは、冬でも元気に動き回ることができる、
つまり、動物の冬眠のヒミツは「皮下脂肪の量」にあったのです!
_______
以上、冬の動物、冬眠に関する雑学でした。
機会があったら、ご家族やお友達との会話ネタにしてみてくださいね。