野球観戦の暑さ対策方法をご紹介。
単なる「暑さ対策グッズ」ではなく、野球観戦時にあると便利、ひんやり、涼しい暑さ対策の持ち物をまとめました。
快適に野球を楽しみましょう!
野球観戦はドームでも暑いときがある
夏場の野球観戦はもちろん、初夏~秋のはじめの時期でも暑さ対策が必要な場合があります。
ドーム球場といえど、暑いときはメチャ暑いです、屋外球場ならなおさら暑さ対策は必須。
球場や天候によっては「風が吹かない」「日陰がない」「ドームなのにエアコンが効いていなくて蒸し暑い」――なんて場合も。
蒸し風呂のような暑さ「ベルーナドーム」
ドームだけれど冷房は無し…💦
“アウトドア感覚ドーム”の #ベルーナドーム 😎試合前の練習では、大型扇風機2台が選手の命綱です💨 pic.twitter.com/LNMTt4Hago
— Full-Count フルカウント (@Fullcountc2) July 23, 2022
例として、西武ライオンズの本拠地「ベルーナドーム」では、
- ドームなのに蒸し風呂みたいな暑さ
- 冬は寒いのに、夏は暑すぎる
- 暑い、とにかくクソ暑い
など、過酷な環境を不安視する声も多いです。
ベルーナドームでプレイするプロ野球選手の中には「試合中、熱中症になりかけた」「フラフラする」「とにかく熱くて大変だった」「虫がいた」という試合の振り返りをしている選手が多いのも暑さを象徴するエビソード。
「超人」と呼ばれる糸井選手も、過去に暑さが原因で途中交代を強いられました。
14年7月13日に行われた埼玉西武ライオンズ対オリックス・バファローズ戦で、糸井嘉男選手が熱中症になり、途中交代した。
引用:西武ドームに「サウナ」指摘を質問
せっかくの野球観戦中に暑さで体調を崩してしまっては悲しさ極まりなし。暑さ対策は万全にしていきましょう!
野球観戦の暑さ対策方法10選
野球観戦中の暑さ対策、具体例を10個pickup!
野球観戦 暑さ対策①半袖or長袖を使い分ける
暑い時期の野球観戦は、半袖よりも長袖のほうが暑さ対策になる場合があります。
太陽光がさんさんと降りそそぐ中で半袖を着用し、腕に直接日差しを浴びていると、肌の温度、体温がどんどん上昇し、からだに熱がこもります。
長袖であれば、腕の日焼けを防ぎつつ、肌表面の温度上昇を抑えます。
ユニフォーム姿で応援したい場合は、長袖インナーorアームカバー
半袖のレプリカユニフォームで野球観戦したい場合は、薄手の長袖を中に着ておくのがおすすめ。
長袖インナーは、吸水性・速乾性に優れたタイプのものを選びましょう。
「暑いときにインナーを着込むなんて、ツラすぎる」という場合は、着脱可能なアームカバーで直射日光対策するのも〇
ドーム内やナイター観戦時は、半袖のほうが過ごしやすいです。天候や状況に合わせて袖丈をセレクト!
野球観戦 暑さ対策②速乾性インナーor着替え
出典:ユニクロ エアリズム
汗をかきやすい時期は、速乾性インナー、冷感インナーでムレ対策を。インナーで湿度や汗によるベタベタ感を防ぎます。
「暑いのに1枚着込むなんて、想像しただけで暑苦しい!」と思いがちですが、速乾性インナーであれば清涼感があり、快適な着心地。汗のにおい対策にもなります。
速乾性インナーを購入するのも面倒だなという場合は、着替えのシャツを何枚か持っておくと吉。
野球観戦 暑さ対策③サングラス
屋外球場での野球観戦では、サングラスで日差しから目を守りましょう。
紫外線が角膜に当たると、目(角膜)が炎症を起こして、傷みや充血が起きます。
※ドーム球場での観戦時には無くても良いです。
野球観戦 暑さ対策④冷感タオル
最近は、水に濡らして振るとその場で冷たくなる「冷感タオル」も人気です。
タオルに含まれた水が蒸発するときの「気化熱」の作用で冷却するメカニズムなので、冷蔵庫で冷やさなくても冷たさが感じられます。
トイレ休憩のときなどに水を含ませ、ビュッと振ればひんやりタオルの出来上がり。
あとは、オデコを冷やしたり、首元を冷やしたり。
1本持っておくと、日常生活での熱中症対策にも使えます。
野球観戦 暑さ対策⑤普通のタオル(応援タオルでもOK)
出典:2021年ヤクルトスワーズ「絶対大丈夫グッズ」
タオルは最低1枚、球場に持ち込みましょう。タオルめっちゃ便利です。
- 汗を拭く
- 首に巻いて日差しをガード
- 頭にかぶせて帽子代わりに
- イスに引いてクッション代わりに
選手名の入った応援用のタオルであれば、掲げてそのままエールを送れます。
真夏の座席は熱で高温になるため、タオルを敷かないと「シート、熱ッ!」となる場合も……
野球観戦 暑さ対策⑥熱がこもりにくい帽子
真夏の野球観戦は帽子が必須。風通しのよい、熱がこもりにくい素材の帽子がおすすめです。
球場のグッズ売り場で売っている帽子(球団のロゴが入っている野球帽)も、かなり通気性が良く、かぶり心地が快適。
出典:ライオンズクラシック復刻レプリカキャップ
横につばの広い帽子は、サイドの席に座った人の邪魔になる可能性もあるので注意。
帽子が1つあると、頭皮の日焼け、髪の痛み・ダメージ対策になります。
野球観戦 暑さ対策⑦うちわ・扇子・首掛け扇風機
風のないドーム球場や、風のない日は、うちわや扇子、扇風機など、風を起こせるグッズがあると便利です。
球団公認の「うちわ」で涼しい+選手の応援
出典:選手応援うちわ(淺間大基 #26)日ハム
手持ち扇風機や、うちわがあると風のない日、風のないドーム球場内でも涼が取れます。
涼しい上に、そのまま掲げて選手の応援もでき一石二鳥。
かさばらない「扇子」も利便性良し
うちわだと、荷物がかさばりが気になる場合は、扇子タイプの応援グッズもありますよ。
出典:プレイヤーズ扇子2020 #5 外崎 修汰(埼玉西武ライオンズ)
最近は首にかけるタイプの扇風機も安く手に入るため、チェックしてみるのもおすすめ。
首掛け扇風機は両手が開くので応援しやすい
首掛け扇風機であれば両手があくので、お弁当を食べたり応援、手拍子もしやすいです。
うちわであれば、球場のグッズ売り場で選手の応援うちわ・扇子が販売されています。
野球観戦 暑さ対策⑧日焼け止め
日焼け、紫外線による弊害は広く知られているため「日焼け止めとは」「SPFとは」といった、小難しい説明は省きます。
ややこしい日焼け止めのメカニズムをパスして、ズバリ、屋外の野球観戦におすすめの日焼け止めは【SPF30以上、PA+++】のものです。
参考:日本化粧品工業連合会
日焼け止めは直接的な暑さを軽減するアイテムではありませんが、日焼けによる肌荒れやシミ・そばかすの発生を抑制できるため、曇りの日でもこまめな塗りなおしが必須。
首や手足は日焼け止めを塗り忘れがち。忘れずにケアしましょう。
野球観戦 暑さ対策⑨塩分補給(塩飴、塩タブレットなど)
出典:塩あめ(春日井製菓)
野球観戦に限りませんが、暑さ対策・熱中症対策には「塩分」の補給も大切。
最近では塩分タブレットや塩味のアメちゃんも販売されているため、うまく利用しましょう。
ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツドリンクもおすすめです。
野球観戦 暑さ対策⑩水分補給
プロ野球観戦の暑さ対策には飲み物が欠かせません。水分補給はこまめに行いましょう。
ほとんどの球場へ、水筒は持ち込み可能です。
ペットボトルの持ち込みは禁止している球団もあるため要注意。クーラーボックスが持ち込めない球場も多いです。
ペットボトル持ち込みOKでも、凍らせたものや本数指定がある場合も。
各球場への持ち込みルールについては以下の記事を参考にしてください。
関連記事:野球観戦持ち込み飲食ルール!ペットボトル、水筒など球団別まとめ
野球観戦におすすめできないNG暑さ対策
日傘はささない
暑さ対策というと「日傘」で紫外線カット――というイメージがありますが、野球観戦時は日傘は使えません。ほかの観客の迷惑になるためです。
ヤクルトの応援ミニチュア傘ならOKですが、紫外線カット効果はありません。
拭き取りシートで顔を拭く
冷却効果のある洗顔シート(拭き取りシート)は、使うとさっぱりして気持ちいいですが、フェイシャルペーパー・デオドラントシートの多用は肌トラブルの原因に。
汗ふきシートでさっぱり爽快感が得られる理由は、配合成分「エタノール」の働きによるもの。
エタノールはアルコールの一種で沸点が低く、蒸発するときに熱を奪いますが、熱と同時に肌の水分も奪うため、皮膚の乾燥を招き、肌のバリア機能低下や炎症を引き起こす可能性があります。
肌質によっては全く合わない人もいるため注意が必要です。