野球観戦の寒さ対策!防寒におすすめの持ち物、服装、アイテムまとめ

野球観戦するときの寒さ対策アイテム、防寒におすすめな持ち物や服装を紹介します。

単なる防寒グッズの紹介ではなく「野球観戦する時にあると便利な防寒アイテム」のおすすめをピックアップしました。

以下のアイテムで寒さ対策を行えば、ガタガタ震えながら試合の終焉まで耐える必要なし。わぁ便利。備えあれば憂いなし。

さっそく、野球観戦の寒さ対策アイテムを見ていきましょう。

野球観戦・防寒アイテム選定基準

  • 「身軽な状態」「かさばらない」「持ち運べる」寒さ対策アイテムである
  • 手頃な価格(高すぎない)
  • 長時間、席を立たない状態を推定
  • プロ野球の現地観戦を想定




野球観戦の寒さ対策【持ち物】

まず最初は、球場に持ち込みたい野球観戦の寒さ対策アイテム【持ち物編】です。

座布団・クッション

野球観戦の寒さ対策、座布団・クッション

汚れてもよい、持ち運び可能な座布団orクッションを野球観戦の持ち物リストに加えましょう。100円ショップのものでもOKです。あると無いでは雲泥の差。

座布団やクッションが1枚あると、固いシートに座り続けても体圧を分散でき痛み軽減。加えて腰やお尻を、寒さや冷えから守れます。

あたたかい飲み物(水筒)

野球観戦の寒さ対策、あたたかい飲み物、水筒

からだを温めるアイテムといえば、暖かい飲み物。

たいていの球場は、水筒の持ち込みが可能です。

関連記事:野球観戦持ち込み飲食ルール!ペットボトル、水筒など球団別まとめ

水筒にホットドリンクを入れて持ち込み、ちょびちょび飲めば内側からポカポカに。

球場内でも暖かい飲み物は売られていますが、お値段はお高め。また、売店で買うホットドリンクは、紙コップでの提供なので、ある程度の時間がたつと冷めきってしまいます。

そこで持ち込み水筒の出番。ホットコーヒーやお茶、ハーブティーなど、お好みの暖かい飲み物を持ち込んでおくとマイペースに水分補給もでき便利です。

カイロ・足もとカイロ

野球観戦の寒さ対策、カイロ

使い捨てカイロを鞄に忍ばせておくと、寒くなってきたときに便利です。

最近は、足元専用の使い捨てカイロ(足元カイロ)なども売っているため、うまく利用したいところ。

ひざかけ(ブランケット、タオルでも代用可能)

野球観戦の寒さ対策アイテム、ひざかけブランケット、タオル

ほどよい大きさの「ひざかけ」や「ブランケット」があると、ひざ元の冷え対策になります。

じっと座り続けていると膝から下がどんどん冷えて血流が悪くなるため、足元はなるべく冷えから守りたいところ。

球場内で使うひざ掛けは、床に擦ったり汚れたりする可能性もあるため、そこまで上等なものでなくてもOK。

「ひざかけ」や「ブランケット」がない場合は、厚手のタオルを膝にかけておくだけでも、野球観戦時の寒さ対策になります。




野球観戦の寒さ対策【服装】

続いて、球場に着ていきたい服装、野球観戦の寒さ対策【ファッション編】です。

肌着・インナー(発熱素材)

ユニクロのヒートテック出典:ユニクロ・ヒートテック

防寒対策は肌着選びから。

例えば、吸湿発熱素材を利用したユニクロのヒートテックなどは、繊維が汗などの水分を吸収し発熱するスグレモノ。

肌着として着込むだけで、体感温度がかなり違います。

発熱素材のインナーは日常使いもできるため、1枚持っておいてソンはない防寒アイテムです。

腹巻(ウエストウォーマー)

BSファインウエストウォーマーウエストウォーマー――いわゆる「腹巻」を着込んでおくと、お腹を冷やさずポカポカになります。

ウエストウォーマーのサーモグラフィー出典:BSファインウエストウォーマー

最近は薄手の腹巻でも、伸縮性に優れ、じんわり暖かいものが多く開発されています。便利な世の中になりました。

お腹を温めると寒さによるトイレの近さも減り、座り続ける腰痛対策にも〇

普段使いできるインナーとしても優秀です。

長袖の上着(着脱できるアウター)

野球観戦の寒さ対策、長袖の上着(着脱できるアウター)

カーディガン、ダウンジャケット、ウインドブレイカーなど、厚手で着脱可能な上着を1枚持っておくと温度調節に便利です。

シワになりにくく、風を通しにくい防風アウターだと、屋外の球場でも寒さが和らぎます。

靴下、アームウォーマー

野球観戦の寒さ対策、靴下、アームウォーマー

長時間、座り続けての野球観戦では、想像以上に足元(つま先、指先)が冷えます。

靴下は熱を逃がさない素材で固め、冷気から足元を守りましょう。

ハイソックスやレッグウォーマーなどで、肌と服とのスキマを塞ぐと、体温が逃げにくいです。

足の冷えない不思議な靴下出典:桐灰 足の冷えない不思議なくつ下

足元を温める専用のカイロなども上手く利用すると冷えにくいです。

オンパックス靴下出典:オンパックス くつ下用 貼るカイロ

厚手の靴やブーツ

野球観戦の寒さ対策、厚底の靴、ブーツ

履き物は、地面や床からの冷気を緩和できる、厚底の靴・ブーツなどをセレクト。

運動靴・スニーカーを選ぶ場合は、クッション性の良いもの(靴底が厚い)、スエードやレザーを使ったもの(風を通しにくい)がおすすめ。撥水加工があれば、もしもの時の雨でも安心です。

野球観戦の寒さ対策【ファッション小物】

【ファッション小物編】

帽子(耳が隠れるもの)

野球観戦の寒さ対策、耳が隠れる帽子

防寒対策をしつつ野球観戦するときの帽子は、ニット帽のような耳が隠れるタイプのかぶりものがおすすめです。

耳当ては思いのほかかさばるので、持ち運びや管理が手間になる可能性あり。

各球団のレプリカキャップをかぶって応援したいところではありますが、野球帽は通気性が良く耳が冷えるため、寒い時期は様子を見つつの着用を。

手袋

野球観戦の寒さ対策、手袋

どんなものでもよいので、手袋は持っておくと便利です。指先、手先はかなり冷えます。

指先が冷えるからといって、ポケットに手を突っ込んだままでは応援できません。メガホンも叩けないし、拍手・手拍子もできません。タオルを掲げることもできません。

冬用の軍手でも良いです。手先を寒さから守る手袋を持参しましょう。

マフラー、ストール、ネックウォーマー

野球観戦の寒さ対策、首に巻くもの

首の冷え対策は、マフラー・ストール・ネックウォーマーがおすすめ。

首が長時間冷えると、筋肉が固まり血の巡りが悪くなります。結果、肩こり・首こり・疲れの原因に。

ただし、アイテム数が増えてじゃまくさいと感じる場合は、タートルネックのセーターや首回りをカバーできる上着でも代用可能です。

野球観戦、ありがとう

応援タオルを首に巻いて暖を取るのもアリ

春や秋の野球場は想像以上に寒い

野球というと夏のスポーツのイメージが持たれやすいですが、プロ野球のオープン戦は3月スタート、クライマックスシリーズや日本シリーズは10月終わりの秋に開催されるなどで、想像よりも気温が低い環境下でプレイボールがかかる場合もあります。

ドーム球場でも油断はできず、空調や客入りの兼ね合いによっては、屋根があると思えないほど寒いときも。

真夏でも、冷房がききすぎて肌寒い日があります。

野球観戦、落ち込む

管理人が去年見に行った京セラドームのオープン戦は、恐ろしく寒かった……

野球観戦時に寒さを感じると、試合どころではなくなり「早く終わってくれ~」と集中が切れまくり。

寒さに加えて、屋外球場で雨にでも打たれようのもなら「チケット代払って、自分はいったい何の修行をしているのだろう……」と途方に暮れてしまいます。

寒さだけでなく、風が強すぎるケースも

単純に「寒い」だけならまだしも、風が強すぎて大変なことになるケースもあります。

例えば、強風ふきすさぶ屋外球場として有名なロッテの本拠地「マリンスタジアム」

95年4月23日に開催された、ロッテVSオリックス戦(当時、千葉マリンスタジアム)では、瞬間最大風速33.1メートルを記録しエラいことに。

先発は、楽天が田中マー投手、ロッテが小島投手と、両球団ともコントロールの良いピッチャーでしたが、風速が強すぎてマー君も小島投手も先頭バッターにファーボール出塁を許すなど、制球が大変なくらいの風速でした。

マリンスタジアムの風速計18メートル

試験的に三塁方向に打ち上げたノックの打球が一塁方向にまで流れる状態だった

引用:'95年 4月23日 千葉ロッテ/オリックス戦(千葉マリンスタジアム)

このように、低温+強風となると、かなりの寒さを覚えるケースがありますので、風が吹きすさぶ球場では、風を切る上着(ウインドブレイカー)、吹き飛びにくい帽子をかぶる、などの工夫も必要です。

オープン戦・CS・日本シリーズは防寒対策を忘れずに!

野球観戦時、とくに寒さを感じやすいのは「オープン戦・CS・日本シリーズ」あたりの時期です。

例として、4月初旬・神宮球場(関東地方)の気温を見てみると……

【神宮(東京)の気温】

神宮(東京)の気温参照:東京の過去の天気

最低温度3.6度~6度ちょっとの日も。

6度だと、かなりの寒さを覚えるため、防寒対策は必須になるでしょう。

その他、レギュラーシーズン終盤の9月~10月あたりのナイターは、日が沈むと肌寒さを覚えます。途中で雨に打たれるなどすると、さらに体感温度は下がるため、着脱可能な上着を持って野球観戦を楽しみましょう。

伝説の日本シリーズ、極寒のほっともっとフィールド神戸

ほっともっとフィールド神戸

2021年の日本シリーズ「オリックスVSヤクルト」の第6戦、ほっともっとフィールド神戸の試合は11月27日(土)に行われ、当日の予想最低気温は9度、当日の観測温度は4度、観戦したお客さんからは

  • 寒すぎてトイレ近くなりすぎる
  • トイレに行って席に戻ったら、イスが凍っていた
  • 寒すぎてビールなんて、とても飲めない
  • この寒さに耐えられるか不安
  • 選手の息が白い
  • いつも半袖のラオウ(オリ:杉本選手)が長袖を着ている
  • ブルペンに火鉢がある……
  • ブルペン投手が、肩より薪を作ってる時間のほうが長かった

など、「とにかく寒い‼」の声が続出。

優勝したヤクルトの選手も「寒かった」「勝たないと、次の日もココで試合。ほんと寒いから勝ててよかった……」などコメント。

日シリ常連・SB柳田選手は、この日本シリーズの試合について「どうでしたか?」と聞かれ「寒そうでした~」と、試合内容にはまるで触れない返しをしギータ節炸裂。

谷繁元信さんも、後に「寒そうでしたねえww」と振り返っていて、とてもたのしげなご様子でした。

野球観戦、解説くん

ほっともっとフィールド神戸は、地形の兼ね合いからか、神戸市内の温度よりも2度ほど低い体感温度になるとの報告が多数あります

【まとめ】野球観戦・防寒アイテム一覧

野球観戦にあると便利な防寒アイテムをまとめます。

持ち物

  • 座布団・クッション
  • あたたかい飲み物(水筒)
  • カイロ・足もとカイロ
  • ひざかけ、ブランケットやタオル

服装

  • 発熱素材のインナー、肌着(ヒートテックなど)
  • 腹巻(ウエストウォーマー)
  • 長袖の上着(着脱できるもの
  • 靴下、アームウォーマー
  • 厚手の靴やブーツ

ファッション小物

  • 帽子(耳が隠れる
  • 手袋
  • マフラー、ストール、ネックウォーマー

野球観戦時の防寒は「肌のスキマをふさぎ」つつ「身軽に過ごせるアイテム」をうまく使うのがおすすめ。

試合前は天気予報もチェックし、想定外の寒さでからだを冷やさないようご自愛くださいませ。