夜の空をじっと見上げていると、星がユラユラとまたたいているように見えることがあります。
キラキラとゆらぐ星を眺めていると、美しさに心がとても癒されますね^^
今回の雑学は、夜空の星がキラキラとまたたく理由についてです!
夜空の星がまたたくのはなぜ?
結論から言うと、夜空の星がまたたいて見える理由は空気が動いているためです。
上空では空気が激しく動いています。上空の空気が動くと地上に届く光の進みが乱れます。そのため、空気が動いた周辺の景色が揺れて、視覚的には星がまたたいて見えるようになるのです。
たき火やキャンプファイアーなどの炎を想像してみるとわかりやすいのですが、炎の向こうの景色がゆらゆらと揺れて見えた経験はないでしょうか?
炎の向こうの景色がゆれて見えるのは、暖められた空気が上昇して動いているためです。空気の移動によって、向こう側の景色が揺らいで見えるというわけです。同じ原理で、夜空の星も空気の移動によって、キラキラとまたたいて見えるのです。
星が明るさを変えているわけではなく、大気(空気)が動くから、またたいて見える!
空気のない「宇宙」では、星はキラキラしない
星がキラキラとまたたいて見えるのは、地上にいるときだけ。宇宙空間では、星はまたたいて見えません。
宇宙には空気(大気)がないため、空気が揺れないためです。
惑星(水星・金星・火星・木星・土星)もまたたかない
地球上から見て、またたいて見える星は「恒星」のみです。
夜空に見える大部分の星は自分で光っている星です。このような星を恒星といいます
引用:国立科学博物館
いっぽうで、惑星(水星・金星・火星・木星・土星)のような、自らは光を放たず、太陽の光を反射している星は、またたいて見えません。
惑星は太陽の光を反射して輝いてはいますが、自ら光を放つ星(恒星)と比べると光量が少ないためです。
以上、今回は「夜空の星がまたたく理由」についての雑学でした!
夜に星を眺める機会があったら、思い出してみてくださいね。