飲み会のお酒のしめに食べるラーメンは格別です。
体によくないことは分かっていても、むしょうに食べたくなる〆のラーメン。
アルコール効果で食欲も増すのでさらにおいしく感じますよね。
「宴会の最後はラーメンで締めくくらないと気がすまない!」
というかたもいらっしゃるはず。
この、お酒後にラーメンが食べたくなる理由をご存知でしょうか?
飲み会の締めにラーメンが食べたくなる理由は、脳が糖分を欲しているから
ズバリ、お酒のラストにラーメンが食べたくなる理由は 「脳が糖分を欲しているため」です。
お酒に含まれるアルコールは、体の中に入ると優先的に消費されエネルギーとなります。
このとき肝臓では、アルコール分解を優先し、糖の分解は後回しにされます。
すると脳は、血液中に糖分がたくさんあると錯覚をおこし、糖分の生成をストップします。
結果、血糖値が下がり、しだいに体内の糖分が不足し、時間差で脳は糖分を補給しようと、すぐに糖分に変わる「でんぷん質」「炭水化物」の補給を求めます。
このメカニズムにより、ちょうど酔いが回りきったころ――宴会のしめのあたりで、ラーメンが食べたくなってきます。
お酒の〆にラーメンが食べたくなるのは、生理的な理由があったのです。
〆のラーメンの変わりになるのは「うどん」「お茶漬け」など
とはいえ、散々食べたあとにさらにラーメンを食べるのはやはりカロリー面でも気になるところ。
そんなときは、お酒のしめを、あたたかいうどんやお茶漬けにしてみるのもアリ。
脳に糖分を補給しつつ、ラーメンよりも胃腸に負担がかかりにくいのがGOOD。
機会があったらぜひ、試してみてくださいね。
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