同じ日本料理でも、関西と関東では味付けが異なることがあります。
有名なのは、うどん。
関西のうどんつゆは透明感があり、さっぱりしている印象ですが、
関東のうどんつゆは黒くて濃い印象です。
一般的に、
関東→濃い味付けが多い
関西→薄い味付けが多い
こんなイメージがありますが、薄味・濃味の差はどんな理由でついたのでしょうか?
関東地方は塩分補給のために濃い味がルーツとなった!
今となっては、関東地方は「都会」であり、日本の中枢部となっていますが、江戸時代より前まではどちらかというと田舎に分類される地方でした。
当時の関東では、農業などの肉体労働をする人が多く、農作業によって大量に汗をかきます。
発汗により失った塩分を食事で摂るために、関東地方では濃い目の味付けが広まったとされています。
関西地方では、調味料を節約するために薄味になった!?
いっぽう、昔の関西地方はいわゆる「都会」に分類される地域でした。
とくに、大阪は「天下の台所」とも呼ばれ、商人の街として発展していきました。
関東地方ほど肉体労働に従事する人もすくなく、からだに優しいさっぱりとした薄味が主流になったと言われています。
また当時の関西地方は、とにかく人が多く集まる地方だったので、人口数と比例して、かかる食費代も多額になります。
少しでも食事のコストを減らすために、薄味にして調味料を節約したという説もあるほど!
関西地方の商魂魂を感じさせる逸話ですね^^
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以上、
関東地方と関西地方の味付けの違い・ルーツについての雑学でした!
うどんを食べるときにふと思い出したら、話のネタにしてみてくださいね。