野球やバスケットボール、テニスやサッカーなど、
スポーツにはほとんどの場合に審判が存在し、試合内容について正確にジャッジをしています。
選手が放ったボールがラインの外か内か、
今のプレーは、アウトかセーフか……などなど、適宜、判定を下している審判。
「審判の判定は絶対である」というイメージもありますが、彼らだって人間です。
まれに、審判も誤審をすることがあります。
スポーツの世界は、一瞬一瞬が早いです。
それらすべてを目視し、的確な判定をくだすのは至難の業。
しかし、試合は試合ですので、
「うーん、いまの、よく分かりませんでした^^;」と言うわけにもいきません。
ただし!
バドミントンの審判は、「よく見えませんでした」というジャッジをすることができるのです。
バドミントンは、とてもスピード感があるスポーツです。
スマッシュ時は、シャトルのスピードが時速300キロメートルを超えることもあるこの競技、
コートが狭いことも手伝い、スマッシュしたシャトルはあっという間にライン際に落ちてしまいます。
また、選手のからだの陰になって、シャトルを見逃すこともあります。
そんなとき、バドミントンの線審は両目をおおうジェスチャーをします。
これは、「よく見えませんでした」というジャッジ。
ちなみに、線審が「よく見えませんでした」のジャッジをすると、あらためて主審が判定をくだすことになります。