映画やテレビに出てくる恐竜の鳴き声。
「ギャオオオ」「キョアアア」と、独特の響きがありますが、実際に恐竜が絶滅してしまったのは何千年、何億年も前のことです。
もちろん、ナマの声を聞いたわけでもなし、
現代のような、音声を録音しておく機械もなかった時代のことなのに、どうしてあの恐竜の鳴き声を再現できたのでしょうか?
恐竜の鳴き声は化石をもとに再現されている!
ズバリ、結論から言うと、恐竜の鳴き声は、化石の形状から音を推測して再現されています。
発掘された恐竜の化石の中には、舌骨や生態を支える骨が見つかっています。
それらの骨をもとに、コンピューターや科学技術をもって音声をシュミレーションしていたのです。
リアルタイムで生きた恐竜の声を聞いたわけではないので、どの程度正しく再現されているかは証明できませんが、かなり実物に近い声が再現されているのではないかと考えられています。
映画やテレビ、恐竜博物館の中でよく聞く恐竜の鳴き声は、化石の形状をもとに再現されていたのです。