鳥が木の枝に止まって眠っている光景を見たことがあるかたは多いと思います。
止まり木に止まって眠る鳥――
一見、当たり前の風景ですが、よくよく考えると「鳥ってすごい!」と感じませんか?
人間なら、あんな不安定な場所や姿勢で眠ってしまったら、ウトウトと船をこいだ時点で転げ落ちてしまいますよね^^;
バランス感覚だけでどうにかなる問題でもありません。
しかし、鳥は睡眠中も木から落ちることなく、すやすやと眠り続けます。
では、どうして鳥は睡眠中でも木から落ちることなく眠っていられるのでしょうか?
鳥の足そのものが、木から落ちない仕組みになっている!
鳥が木の上でも安定して眠ることができる秘訣は、鳥の足の構造にヒミツがあります。
鳥は木の枝に止まっているとき、足をくの字に曲げています。
この、くの字の状態のとき、足のウラにある腱(けん)は上へ引っ張られています。
腱は指までつながっており、引っ張られると自然に指が曲がって木の枝をつかみます。
ということは……
鳥は、自分の体重をかけて足を曲げている限り、無意識でも指は木の枝を掴み続けるのです!
鳥が睡眠中でも木から落ちない理由は、足の仕組みが先天的にそうできていた為だったのです。
以上、鳥に関するちょっと不思議な雑学でした。
町で鳥を見かけたら、ぜひ話のネタにしてみてくださいね。