夏の風物詩ともいえる冷やし中華。
つるりとした味わいがたまらない一品ですが、
実は、冷やし中華は和食であることはご存知でしょうか?
名前に「中華」とついているので、中国発祥のメニューだと思いきや、実は冷やし中華の発祥は日本だったのです。
暑い夏にラーメンを売るために考案されたのが「冷やし中華!」
冷やし中華は、昭和12年に宮城県仙台市のとある中華料理やさんで作られたのがはじまりと言われています。
当時は、今ほど家電製品も発達しておらず、夏の暑さをクーラーでしのぐこともできません。
そんな中では、あつあつのラーメンを食べるお客さんも当然のように減ります。
これは、中華料理店にとっては経営不振の大打撃。
そこで開発されたメニューが「冷たいラーメン」
冷たいラーメンならば、暑い夏でもおいしく食べることができるとの好評を得て、以降、冷やし中華は全国的に広まっていくことになります。
当時、普通の熱いラーメンは10銭で売られていたそうですが、冷やし中華の原型ともいえる「冷たいラーメン」は25銭で提供がなされていたとのことで、価格面から見ても冷たいラーメンのヒットぶりが伺えますね^^
中華の本場である中国では食べることができない「冷やし中華」
はじまりの歴史にはこんないきさつがあったのでした。