動物の世界は弱肉強食。
強いものが弱いものを食べて、生命を繋いでいきます。
シカも例外ではなく、弱肉強食世界の中で生きていますが、
シカと他の肉食動物を比べてしまうと、あまりにもその差は歴然。
とくに、生まれて間もない子シカがいる場合、
親シカは走ることもかなわずに捕まってしまいます。
しかし！
シカの親は、３つのすごい作戦によって、子シカを守っていたのです。
――では、３つの作戦とはどんなのでしょうか。
その①母シカは、子シカを物陰で出産する！
お母さんシカは、見つかりにくい物陰で子シカを産みます。
出産後は、その物陰に３日間ほど、子シカを置き去りにし、
肉食獣から身を守ります。
その②物陰の子シカに敵が近づいてもしらんぷりをする
物陰にいる子シカは、まだ走ることができません。
母シカは、機会を見計らって何度か授乳にいきますが、
それ以外は、子シカに近づきません。
たとえ、敵の肉食動物が子シカのいる物陰に近づいても、しらんぷりをします。
しらんぷりをすることによって、その物陰には何もないことを主張するのです。
その③母シカは子シカのにおいをけしてあげている
肉食動物は、鼻もききます。
物陰に隠れているからといって、安心するわけにはいきません。
そこで、母シカは、生まれた子シカの体をできるだけきれいに舐めて、
子シカの匂いを完全に消し去ります。
においを消すことによって、肉食動物に発見される確立は格段に下がります。
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以上、母シカが生まれたての子シカを守るための３つの作戦でした。
母はつよし、ですね＾＾
鹿に関する雑学、友人知人、ご家族にも教えてあげてくださいね。
