2021年2月28日、中日×楽天の練習試合。
試合そのものは急なスコールによりノーゲームになってしまいました……が、そんな中、今日はドラゴンズ・大島洋平選手の心躍る活躍を目にしました!
— のもとけ (@gnomotoke) February 28, 2021
センターからの、ノーバン返球で補殺ッ!
かっこいいです。見ごたえがあります。これが練習試合なのが惜しいくらいです。
大島さんといえば「肩が弱い」だのなんだのかんだの言われており、プロスピAでも「肩力D」とかいう塩判定がなされていますが、去年2020年はなんだかんだで5つ補殺してるんですよね。
【参考データ】https://npb.jp/bis/2020/stats/lf_a7_c.html
強肩プレイヤーというと、セリーグでは広島の鈴木誠也選手や阪神の糸井選手が肩レベル1000なイメージがあります。誠也さんも糸井さんも、毎度毎度エクセレント&ファンタスティックなバックホームで走者を刺しまくっておいでですが、大島選手もワンバウンドではありますがキャッチャーに綺麗に届く返球をなさっているお姿を何度か見かけた記憶があります。
そして、今日はダイレクト返球でランナーをアウトにしてくれました! きゃあステキ!
内野寄りのちょっと浅めの位置からの返球ですが、「詰まる打球が飛んできそうだったんで浅めで守ってた。そしたらほんとにゴロが転がってきたので捕球した。このボールは取れて普通」って感じです。うーん、これぞ大島。いぶし銀。良き。
外野からの補殺は、お金払ってでも見たい野球の花形プレー
プロ野球を観戦していて思わず目を奪われるプレーはたくさんありますが、個人的に特に好きなのは、以下の3つです。
①美しいアーチの特大ホームラン
②クロスファイヤーで見逃し三振
③外野からのレーザービームで補殺
単純に、絵面として分かりやすいプレーが好きなのですが、レーザービームはやっぱり良いですね!
野球場という、だだっ広い空間がダイナミックに使われ、フィールドの端から端まで視線が動く。遠投されたボールがキャッチャーミットに届くまでの時間はわずか数秒。スピード感マッハ。瞬発的な駆け引きにより、黒か白か、アウトかセーフかの結果が出てしまう――
遠距離から物体にインパクトを与え、形成を一発で逆転させる、なんていう経験は、日常生活ではなかなか味わうことができません。
起死回生、守り切るか取られるか。一瞬で天国か地獄かが分かれる感じがたいへんエキサイティングです。
外野からの補殺プレーを見られると「あぁ、試合を見ていてよかったな」と思えます。たとけ負け試合でも「今日は負けちゃったけど、あのバックホームはすごかった……」と、レーザービームの記憶をおかずに白米3杯はいけそうです。
負け試合でも見たい、外野からのレーザービーム補殺。
お金を払ってでも見たいプレーを、今日の大島選手が魅せてくれました。ほんとごちそうさまでした。
■この記事を書いた人:藍浦みかん
2021.2.28
大島選手の「なんでそこにいたの?」って位置でボールを取るさりげない凄みがジワジワくる(;'∀')