自動販売機のジュースというと、缶やペットボトルのイメージが強いですが、中には「紙コップ」で抽出されるタイプのものもありますよね。
そんな、紙コップ式の自動販売機ですが、オレンジジュースもコーラもコーヒーも、同じ注ぎ口から飲み物が注がれているので、
「味が混ざらないのかな?」と疑問に思ったことはありませんか?
ファミレスやネットカフェに設置してあるドリンクバーもそうですが、いろいろな種類のドリンクが同一の口から抽出される仕組みのものは多いです。
「同じ注ぎ口から、複数のドリンクを抽出しても味が混ざらないワケ」は、ドリンクの機械の仕組みに理由があります。
例えばホットコーヒーのボタンを押したときは、最初に粉末のコーヒー、次に砂糖、パウダーミルクが出て、最後に熱湯が抽出されます。
このお湯で、ホットコーヒーの味の仕上げをするのと同時に、パイプの掃除もするのです。
オレンジジュースの場合は、最初に原液が出ます。
次に、原液を薄める水が出て、その水でパイプを洗い流しています。
コーラの場合も、まずは原液が出て、次に炭酸水、最後に水が出ます。
こうして、「最後にお湯、ないしは水」をパイプに通すことによって、前に抽出したドリンクの味を洗い流しているため、味がまざることがなく、同じ注ぎ口から複数のドリンクを提供することができるのです。
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